業務ハックLab -とある情シスの備忘録-

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Power Automate 日付関数解説Part3

皆さん、こんにちは。
業務ハックLabのようです。

今回もPower Automateで使用する日付関数について解説していきたいと思います。

この記事は、Power Automate Advent Calendar 2022 12月22日担当分の記事です!

qiita.com

今回解説する関数

今回、解説をしていく日付関数は以下の3つです。

  • dayOfMonth
  • dayOfWeek
  • dayOfYear
  • startOfDay
  • startOfHour
  • startOfMonth

それでは早速いってみましょう!

dayOfMonth

dayOfMonthは指定したタイムスタンプから「日」を抽出する関数になります。
数式の構成としては下記の形。

dayOfMonth(タイムスタンプ)

第一引数は対象となるタイムスタンプを指定する箇所になります。  

 例題)

タイムスタンプ:「2023/1/2 10:30:55」

この条件の場合は下記のように設定します。

dayOfMonth(’2023/1/2 10:30:55')
'(シングルコーテーション)で囲むのを忘れないようにしてください。
上記のように指定すると戻り値は以下のようになります。
2
タイムスタンプの中の「日」の部分が抽出されて「2」と返ってきましたね。
dayOfWeek

dayOfWeekは指定したタイムスタンプから曜日番号を返す関数になります。
数式の構成としては下記の形。

dayOfWeek(タイムスタンプ)
第一引数は対象となるタイムスタンプを指定する箇所になります
曜日番号は下記の形になっています。
日曜日:0
月曜日:1
火曜日:2
水曜日:3
木曜日:4
金曜日:5
土曜日:6

 例題)

タイムスタンプ:「2023/1/2 10:30:55」

この条件の場合は下記のように設定します。

dayOfWeek(’2023/1/2 10:30:55')
上記のように指定すると戻り値は以下のようになります。
1
2023/1/2は月曜日ですので曜日番号「1」が返ってきたというわけですね。
dayOfYear

dayOfYearは指定したタイムスタンプが年の初めから何日目かを返す関数になります。
数式の構成としては下記の形。

dayOfYear(タイムスタンプ)
第一引数は対象となるタイムスタンプを指定する箇所になります。
 例題)

タイムスタンプ:「2023/3/4 10:30:55」

変換前のタイムゾーン:日本時間
書式:並べ替え可能な日付と時刻のパターン (世界時刻)

この条件の場合は下記のように設定します。

dayOfYear(’2023/3/4 10:30:55')
上記のように指定すると戻り値は以下のようになります。
63
1月は31日、2月は28日、そして上記で指定したのは3月4日ですので全て足すと63になりますね。
startOfDay

startOfDayは指定したタイムスタンプの開始日時を返す関数になります。
数式の構成としては下記の形。

startOfDay(タイムスタンプ,日時の書式)

第一引数は対象となるタイムスタンプを指定する箇所になります。
第二引数は日付の書式を設定する箇所になります。
 

 例題)

タイムスタンプ:「2023/3/4 10:30:55」
書式:並べ替え可能な日付と時刻のパターン (世界時刻)

この条件の場合は下記のように設定します。

startOfDay(’2023/3/4 10:30:55','u')
上記のように指定すると戻り値は以下のようになります。
2023-03-04 00:00:00Z
開始日時を返すので0時0分00秒が返ってくるわけですね。
startOfHour

startOfHourは指定したタイムスタンプの時刻の開始時間を返す関数になります。
数式の構成としては下記の形。

startOfHour(タイムスタンプ,日時の書式)
第一引数は対象となるタイムスタンプを指定する箇所になります。
第二引数は日付の書式を設定する箇所になります。

 例題)

タイムスタンプ:「2023/3/4 10:30:55」
書式:並べ替え可能な日付と時刻のパターン (世界時刻)

この条件の場合は下記のように設定します。

startOfHour(’2023/3/4 10:30:55','u')
上記のように指定すると戻り値は以下のようになります。
2023-03-04 10:00:00Z
開始時間を返すので「10:30:55」の開始時間、つまり「10:00:00」が返ってくるわけです。
startOfMonth

startOfMonthは指定したタイムスタンプの月の開始を返す関数になります。
数式の構成としては下記の形。

startOfMonth(タイムスタンプ,日時の書式)
第一引数は対象となるタイムスタンプを指定する箇所になります。
第二引数は日付の書式を設定する箇所になります。
 例題)

タイムスタンプ:「2023/3/4 10:30:55」
書式:並べ替え可能な日付と時刻のパターン (世界時刻)

この条件の場合は下記のように設定します。

startOfMonth(’2023/3/4 10:30:55','u')
上記のように指定すると戻り値は以下のようになります。
2023-03-01 00:00:00Z
この関数は月の開始を返す関数ですので「3月4日」の月の開始である「3月1日 0時0分0秒」が返ってくるわけですね。
今回は、日付関数の中でもタイムスタンプから特定の値や日付を抽出する関数について解説しました!
それでは皆さん、良い業務ハックライフを~
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