皆さん、こんにちは。
業務ハックLabのようです。
今回もPower Automateで使用する日付関数について解説していきたいと思います。
この記事は、Power Automate Advent Calendar 2022 12月15日担当分の記事です!
今回解説する関数
今回、解説をしていく日付関数は以下の3つです。
- convertFromUtc
- convertTimeZone
- convertToUtc
それでは早速いってみましょう!
convertFromUtc
convertFromUtcはタイムスタンプのタイムゾーンをUTCから指定したタイムゾーンへ変換する関数になります。
数式の構成としては下記の形。
第一引数は対象となるタイムスタンプを指定する箇所になります。
例えばNow関数で取得した現在の日時などですね。
第二引数は変換後のタイムゾーンを指定する箇所になります。
例えば太平洋標準時にしたい場合は「'Pacific Standard Time'」と指定します。
第三引数は日付の書式を設定する箇所になります。
単一の書式指定子もしくはカスタム書式パターンを指定できます。
どのようなものがあるかは下記を参照してみてください。
例題)
タイムスタンプ:「2023/1/1 0:00:00」
変換後のタイムゾーン:日本時間
書式:並べ替え可能な日付と時刻のパターン (世界時刻)
この条件の場合は下記のように設定します。
上記のように指定すると戻り値は以下のようになります。
convertTimeZone
convertTimeZoneは指定したタイムスタンプのタイムゾーンを指定したタイムゾーンに変更する関数になります。
数式の構成としては下記の形。
第二引数は第一引数で指定されたタイムスタンプのタイムゾーンを指定する箇所になります。
第三引数は変換後のタイムゾーンを指定する箇所になります。
第四引数は日付の書式を設定する箇所になります。
例題)
タイムスタンプ:「2023/1/1 0:00:00」
変換前のタイムゾーン:日本時間
変換後のタイムゾーン:太平洋標準時
書式:並べ替え可能な日付と時刻のパターン (世界時刻)
この条件の場合は下記のように設定します。
convertToUtc
convertToUtcは指定したタイムスタンプのタイムゾーンをUTCに変更する関数になります。
数式の構成としては下記の形。
タイムスタンプ:「2023/1/1 0:00:00」
変換前のタイムゾーン:日本時間
書式:並べ替え可能な日付と時刻のパターン (世界時刻)
この条件の場合は下記のように設定します。
次回は日付抽出を行う関数、形式変換をする関数について解説したいと思います。