業務ハックLab -とある情シスの備忘録-

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Amazon Connectのコールセンター構築で躓いた点

皆さんこんにちは。

業務ハックLabのよ~よんです。

今日はAmazon Connectでコールセンターを構築した際につまずいた点について書いていきたいと思います。

Amazon Connectとは

まずはAmazon Connectとは何かといいますとAWSのサービスの一つで簡単にコールセンターを構築できるサービスになっています。

docs.aws.amazon.com

現在のコロナ禍の中で急遽テレワークを推進することになった企業は少なくないと思います。

テレワークをする上でいくつかある問題の一つに「電話対応」があります。

ちなみに私が所属している会社では営業には携帯電話が貸与されていますが、バックヤード部門の人間には支給はされていません。

テレワーク中に外部と連絡を取るためには私用の携帯を使わざる負えなくなり、セキュリティ的にも正直良くありません。

携帯電話の支給も考えましたが正直、バックヤード部門全員に携帯電話を配布するのはコスト的にも工数的にもなかなか難しい状況だった為、他の方法を探していた時に見つけたのがこのAmazon Connectです。

本来であればコールセンターの構築に使うものですがうちの会社では部署ごとの代表電話番号とダイレクトイン番号の設定に利用しました。

■構築していて気づいたこと

ともあれAmazon Connectを構築し始めたのですが前段で書いたとおり、今回はオペレーター:電話番号が1:1になるような構成で構築を進めました。

しかしそこには大きな落とし穴が有りました。

それはズバリ「Amazon Connect のサービスクォータ」です。

何かというとAmazon Connect内のそれぞれのサービスに対して利用できる上限値が設定されていたのです。

ちなみに私が引っかかったのは

です。(2020/8/20現在の制限数です)

最初に調べておけよって話なんですがこういう制限があるとは思ってもいませんでした・・・

何だよこれじゃあ使えないじゃん!!と思った方、大丈夫です!!

この上限値は申請をすることで制限数を増やすことができるんです。

ちなみに各サービスの上限数はこちらを参照して下さい。

docs.aws.amazon.com

 ではサービス制限の緩和の申請方法について説明します。

サービス制限の緩和の申請方法

  1.  まずAWSマネジメントコンソールのサービスから「Amazon Connect」を選択します。
    作成済みのインスタンスが表示されているので「インスタンスエイリアス」をクリックします。
    f:id:yo-yon:20200820180817j:plain
  2. インスタンスの概要ページに飛ぶので「インスタンスARN」をコピーします。
    f:id:yo-yon:20200820180840j:plain
  3. AWSマネジメントコンソールの右上にある「サポート」をクリックし、
    「サポートセンター」を選択します。
    そして「ケースの作成」をクリックします。
    f:id:yo-yon:20200820180853j:plain
  4. 真ん中にある「サービス制限の緩和」をクリックします。
    f:id:yo-yon:20200820180900j:plain
  5. 制限タイプを「Amazon Connect」にして先ほどコピーしたインスタンスARNを貼り付けします。
    f:id:yo-yon:20200820180923j:plain
  6. リージョン、制限解除するサービスを選択し、制限値を入力します。
    ちなみに複数のサービスの制限解除を同時に行いたい場合は「他のリクエストの追加」をクリックすると追加で入力欄が表示されます。
    f:id:yo-yon:20200820180932j:plain
  7. 申請理由を記入します。
    f:id:yo-yon:20200820180941j:plain
  8. 連絡方法を選択し、必要に応じて連絡用のメールアドレスを入力します。
    内容に誤りがなければ「送信」をクリックすれば申請完了です。f:id:yo-yon:20200820180950j:plain

どうですか?意外と簡単ですよね。

申請後はAWSカスタマーサービスから連絡があります。

その際、情報が足りない場合などに追加で内容について確認されることもありますのでその時は回答して下さい。

では本日の内容は以上です。

皆さんの参考になれば幸いです。

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